TSUTAYAでブラブラしていたら、100人の映画通が選んだ本当に面白い映画。という特集があった。久しくTSUTAYAでレンタルしていなかったけど、この特集はスゴイ！　見るからに面白そうな、しかもリストを見てもらえば分かると思うが、おそらく少しマニアックな映画がズラリと並んでいる。足を運ぶ価値はある。

その中で「赤ちゃん泥棒」という映画が、主演がお気に入りのニコラス・ケイジだったので期待して借りたら、予想どおり面白かった。

ストーリーもそこそこ面白いのだけど、とにかくどうしようもないヤツがたくさん出てきて、そのやり取りが見所。
音楽も軽快でノリ良く盛り上がる。よく笑ってストレス解消。

ハイ・マクダノー（ニコラス・ケイジ）はコンビニ強盗の常習犯。やり口は素人レベル、盗むものも安っぽいものばかり。やめときゃいいのに、ついつい悪い癖が出てしまって、アリゾナ刑務所を出たり入ったり。ボサボサの髪型がナイス。

婦人警官のエド(ホリー・ハンター)は、生真面目なんどけど、なんの因果か刑務所で知り合ったハイと結婚してしまって、赤ちゃん欲しさにハイと一緒にベビーを盗んでしまう。警官でしょ！

ハイは出所後、街工場で働くが、上司のグレン(サム・マクマリー)は最低。自分の奥さんとエドをスワッピングしないか！とハイに持ちかける。

ハイの刑務所での友人が、ゲイル(ジョン・グッドマン)とエベル(ウィリアム・フォーサイス)。雨の降る日に刑務所からの脱獄に成功する。このシーンが最高。一体、何だったんだと呆気にとられる脱出劇。彼らが赤ちゃんを連れ去って逃げるシーンも爆笑。

登場人物、赤ちゃん以外はことごとくどうしようもないけど、本当のワルじゃなくて愛嬌があって愛着が湧いた。
「こいつらむちゃくちゃだし、俺もまあいいかっ」という気になって、そこそこ幸せになった。オススメ。